【知らないと失敗する】オリーブの庭木を目隠しにするデメリット

「オリーブの木を植えてみたい」、「目隠しに使うこともできるの？」

地中海の雰囲気を感じさせ、おしゃれなオリーブの木。

庭木の目隠しとして利用する人もいますが、実はデメリットもあります。

実際に植える前に、ぜひ本記事の内容に目を通していただければと思います。

オリーブの庭木を目隠しにするデメリット

オリーブの庭木を目隠しに利用することには、一見魅力的なポイントが多いものの、いくつかデメリットもあります。

主なデメリットは以下です。

虫がつく

オリーブの庭木を目隠しにするデメリットの1つが、虫がつきやすいことです。

オリーブの木は、アブラムシやアリ、ハダニなどの害虫が好むため、虫が近寄ってくることもしばしば。

例えば、アブラムシはオリーブの木に寄生して栄養を吸収し、枝や葉にダメージを与えます。

またアリも同様にオリーブの葉を食べ、害を与えることがあります。

適切な手入れや虫除け対策を行うことで、一定程度虫の発生を抑えることは可能なので、しっかりと対策を行いましょう。

剪定が必要

オリーブの木は成長が早く、定期的に剪定を行う必要があります。

具体的には、年間30cm以上成長することがあるので、剪定を怠ると庭全体のバランスが崩れることがあります。

また剪定を行うことで、木の成長を抑制し、枝の形状を整えることができるため、より美しく魅力的な庭木に育てることができます。

落ち葉掃除が大変

オリーブの木は、葉が堕ちるため、一定の手間がかかります。

具体的には、特に秋〜冬にかけて葉を落とし、週に1度くらいのペースで掃除が必要になります。

落ち葉掃除自体を楽しめる人はいいですが、そうでなければ植える前に今一度検討が必要でしょう。

枝が華奢で目隠し効果が低い

オリーブの木は枝が華奢であるため、目隠し効果がそこまで高くないというデメリットがあります。

これは枝と葉の密度が低いことが原因です。

また他の目隠しとして使われる植物と比べて、季節によって葉の密度が大きく変わる特徴があります。

対策としては、他の種類の庭木と組み合わせることで目隠し効果を高めることができます。

オリーブの庭木を目隠しにするメリット

オリーブの庭木を目隠しにすることには、メリットもあります。

具体的なメリットとして以下が挙げられます。

実がなる

オリーブの木は目隠しの効果だけでなく、果実を楽しむことができる点も魅力です。

オリーブは1〜2年に一度収穫ができ、好きな料理に使うことができます。

例えば、専用の機械を使用してオリーブオイルを抽出したり、塩漬けやオイル漬けにしてオリーブピクルスを作ることも可能です。

目隠し効果と併せて、果実自体を楽しめるため、庭の一角にオリーブの木を植える価値は十分にあるといえます。

見た目がおしゃれ

オリーブの庭木は、おしゃれな雰囲気で庭を魅力的にするのが人気の理由の1つです。

独特のシルバーグリーンの葉はヨーロッパの雰囲気を漂わせ、太陽光が透けて美しい影を作ります。

また、オリーブの木は季節ごとにさまざまな表情を見せ、自分好みの美しい空間を演出することができます。

おしゃれな庭を目指している人には、おすすめです。

水やりが楽

オリーブの木は、水やりが楽であるという特徴が挙げられます。

オリーブは、乾燥に強く、水分の少ない環境でも育てられるため、手間がかからずに済みます。

そのため、忙しい人や水遣りが苦手な人にも最適な庭木の1つです。

長期間家を空ける際も、特に心配する必要はありません。

オリーブ庭木による目隠し方法

オリーブの庭木による効果的な目隠し方法をご紹介します。

ぜひご自宅の庭に活かす方法を見つけてみてください。

生垣を作り、広範囲をカバー

オリーブの庭木を目隠しにする際、広範囲をカバーするために生垣を作るのがおすすめです。

オリーブの木の中でも横に広がりやすい品種を選び、約50cm間隔で植えていきましょう。

あとは定期的に剪定を行えば、目隠し効果が高い生垣ができます。

生垣づくりにはヘッジトリマーを使用

生垣は定期的な剪定作業が必要ですが、手作業で行うのは大変で、綺麗に仕上げるのも難しいものです。

1万円前後で電動のバリカン、通称ヘッジトリマーを購入しましょう。

中でもAmazonなどで常にNo.1にランクインしている以下の製品がおすすめです。

他の種類の庭木との組み合わせ

オリーブの庭木と他の種類の庭木を組み合わせることで、目隠し効果を高めることができます。

また組み合わせ次第では、より美しい景観をつくることも可能です。

オリーブの庭木と相性の良い庭木として、ユーカリやローレル、ヒノキア、ベンガルボン、ブイスカラスなどが挙げられます。

これらの木は、成長速度がオリーブと同じくらいであるため、見た目のバランスが整いやすい特徴もあります。

目隠しとして使いたいのであれば、ぜひ他の庭木との組み合わせを検討しましょう。

よくある質問と回答

オリーブの庭木に関するよくある質問にお答えします。

オリーブに支柱は必要？

オリーブ庭木には、支柱を使うことが望ましいです。枝が華奢であるため、支柱を設置することで、風などの影響を受けにくくなり、樹形や成長を促進させることができます。風が強くない環境であれば不要な場合もありますが、ぜひ一度導入を検討してみてください。

オリーブの地植えは失敗しやすい？

オリーブの地植えは、適切な方法で行えばそこまで失敗する可能性は高くありません。オリーブは寒さや感想に強いため、地植えでも育ちやすい植物です。水やりは根元を濡らさないよう、節間の部分にだけ水をやるなど、注意しながら行いましょう。そうすることで、オリーブの地植を成功させることができます。

まとめ：オリーブの庭木を目隠しにするデメリットは解決可能

本記事では、オリーブの庭木を目隠しにするデメリットやメリット、具体的な目隠しの方法について解説しました。

オリーブの木は、見た目も美しく人気の庭木の1つです。

本記事で紹介した目隠しのアイデアも取り入れて、ぜひチャレンジしてみてください。

参考：オリーブオイルの意外なデメリット【おすすめのレシピも紹介】