スポーツにおけるO脚のデメリットとは?【改善策を解説】

スポーツにおけるO脚のデメリットとは?【改善策を解説】

「O脚なのが気になる」、「スポーツをする上で不利になるのかな…」

日本人は特に多いと言われているO脚。

実はスポーツをする上でも、いくつかデメリットが存在します。

本記事を通じて、O脚の問題点や予防・改善策を理解し、快適なスポーツ生活を送りましょう。

目次

スポーツとO脚の関係

スポーツとO脚の関係

初めにO脚とスポーツの関係性について概要を解説します。

O脚とは何か?

O脚とは、膝が内側に曲がっている状態のことを指します。

通常、足は骨盤から膝、そして足首にかけて一直線に並んでいるのが理想的です。

しかし、O脚の人は膝が内側に曲がっていて、膝同士が離れている状態になります。

正面から見ると両膝が開いているような形になり、歩行時に膝が擦れない状態です。

O脚になる原因

O脚になる原因はさまざまです。

一般的には、主に以下が原因だと考えられています。

  • 遺伝的要素
  • 肥満
  • 成長期の姿勢
  • スポーツによる影響

遺伝により、生まれつきO脚になりやすい体質の人がいることが分かっています。

また肥満によって体重が増加すると膝関節や骨盤を支える筋力が低下し、下半身が不安定になった結果、O脚につながるとも言われています。

O脚になりやすいスポーツ

O脚になりやすいスポーツとして、サッカーやバスケットボール、陸上競技などが挙げられます。

これらのスポーツは、片足ずつに身体の体重をかけたり、足の内側に負荷をかけ続けることが多いためです。

また、激しい動きが多いため、足首やひざへの衝撃が強くなり、それによってO脚が形成されやすくなります。

例えば、サッカーでは片足でボールを蹴ったり、バスケットボールでは頻繁にジャンプを行うなど、瞬発力が求められます。

そのため、足の内側に力がかかりやすく、くるぶしの内側やひざの内側に負担がかかります。

また、陸上競技の中でも特に短距離走やハードルでは、速く走るためにひざを高く上げる動作が繰り返されることから、O脚になりやすいとされています。

日常的にこれらのスポーツを行っている方は、O脚になるリスクを軽減するための筋力トレーニングやストレッチを行うことが重要です。

スポーツにおけるO脚のデメリット

スポーツにおけるO脚のデメリット

O脚はスポーツを行う上で、どのようなデメリットをもたらすのでしょうか。

主なデメリットは、以下の4点です。

  1. 体が疲れやすい
  2. 腰痛になりやすい
  3. 外側の筋肉が張りやすい
  4. 足がむくみやすい

体が疲れやすい

O脚の人は、体が疲れやすい傾向があります。

O脚の状態では下半身の筋肉に均等に力が分散されず、特定の筋肉に負担がかかりやすくなるためです。

また、O脚は足首や膝、股関節の動きが制限されることが多く、スムーズな体の動きが妨げられ、筋肉が疲れやすくなると言われています。

例えば、サッカーでは足を上下左右に動かし、体重移動をしながらプレーするため、膝や股関節の可動域が狭まるO脚は疲れが溜まりやすくなります。

ただし、実際のパフォーマンスに大きな差が出るほどの影響が生じる可能性は低いです。

後ほど解説する改善策を行いながら取り組めば、それほど気にしすぎる必要はありません。

腰痛になりやすい

O脚のスポーツ選手は、腰痛になりやすい傾向があります。

具体的には、O脚が骨盤のバランスを崩し、腰痛の原因となるのです。

骨盤が歪むと、腰椎に負担がかかり、腰痛を引き起こしやすくなります。

O脚の傾向が強い人や、長時間スポーツを行う人は、注意が必要です。

しっかりと休息を取ったり、改善策を行うなど、対策を取りましょう。

外側の筋肉が張りやすい

O脚のデメリットのひとつに、外側の筋肉が張りやすくなることが挙げられます。

O脚の人は、足の内側の筋肉が緩んでいるため、外側の筋肉に負担がかかりやすくなります。

特に、両足を広げて使用するスポーツであるほど、このデメリットは顕著に現れる傾向があります。

例えば、サッカーやバスケットボールなどのスポーツでは、しばしば両足を広げた状態でプレーすることがあります。

その結果、外側の筋肉にストレスがかかりやすく、筋肉が張る可能性が高くなります。

足がむくみやすい

O脚の方は足がむくみやすいと言われています。

これは、O脚によって血流が悪くなり、リンパの流れが滞りやすくなるためです。

そのため、O脚の人は立ち仕事や長時間歩いた際に、足の疲れやむくみを感じやすくなります。

足のむくみを引き起きやすいことを理解した上で、適切な対策を行うようにしましょう。

O脚の予防と改善策

O脚の予防と改善策

O脚がスポーツに及ぼすデメリットを理解した上で、しっかりと対策を行うこと重要です。

ここでは、O脚の予防と改善策について具体的に解説します。

歩き方の改善

O脚を予防・改善するためには、正しい歩き方を心がけることが大切です。

O脚は足の骨の向きや筋肉のバランスが崩れることが原因で生じます。

誤った歩き方を長期間続けることで、症状がより一層悪化することがあります。

歩行時は、かかとから着地し、指の付け根部分で足を押し出す歩き方を意識するようにしましょう。

この歩き方を続けることで、足の骨の向きが正常化され、骨盤の位置も改善が期待できます。

O脚が気になるため、無理に膝をくっつけた状態で歩こうとする人もいるかもしれません。

ただそのような歩き方は、筋肉のバランスの悪化につながるため、むしろ逆効果です。

正しい歩き方を習慣づけ、骨や筋肉のバランスを整えましょう。

筋力トレーニング

筋力トレーニングがO脚の改善に効果的です。

筋力トレーニングを行うことで、足の筋力のバランスを整えることができるからです。

例えば、太ももの内側の筋肉(内転筋)を鍛えるトレーニングや、ふくらはぎの筋肉をストレッチすることで、O脚の改善が見込めます。

具体的には、以下のようなトレーニングが効果的です。

  • スクワット
    足を肩幅に開いて立ち、両手を前に伸ばして膝を曲げ、腰を落とします。太ももが地面と平行になるまで腰を落とし、ゆっくりと立ち上がります。これを10~15回繰り返します。
  • レッグカール
    うつ伏せになり、両足首にウェイトを付けて、ふくらはぎを太ももに近づけるように膝を曲げます。それを10~15回繰り返します。
  • 内転筋ストレッチ
    椅子に座り、足を広げます。ゆっくりと体を前に倒し、ストレッチします。それを10秒間続けます。

参考:朝に筋トレを行うメリットとデメリット【正しくやらないと危ない】

骨盤改善のストレッチ

骨盤改善のストレッチは、O脚の予防や改善に効果的です。

骨盤周りの筋肉バランスを整えることで、O脚への改善効果が期待できます。

例えば、股関節を伸ばすストレッチや脚の内側の筋肉を鍛えるストレッチが効果的です。

股関節のストレッチは、座った状態で膝を曲げ、足を揃えて両手で足を抱え込み、膝を外側に開くことで行えます。

また、脚の内側の筋肉を鍛えるストレッチとしては、床に仰向けに寝転がり両足を膝が曲がる程度に広げ、両足のかかとをくっつけて、膝を上げ下げする動作で行えます。

O脚対策グッズの使用

最近では、O脚の改善に有効なグッズが多く登場しています。

ここでは、大きく2つのタイプのO脚対策グッズをご紹介します。

靴の中敷き(インソール)

1つ目は、柔道整復師監修の人気のインソール商品です。

Amazonでも常に上位にランクインする人気の商品

O脚の人が陥りやすい、足裏のバランスの崩れを予防します。

また歩行時の姿勢が自然と補正されるため、O脚の改善にも効果があります

日常生活に無理なく取り入れることができるため、まずはインソールから試してみるのがおすすめです。

O脚補正ベルト

次に紹介するのが、脚のゆがみを直接する補正するベルトタイプの商品です。

Amazonの口コミでもコスパの良さが評価されている人気の商品です。

補正ベルトは、短期間で効果が出るものではありませんが、家での休憩時などに装着する習慣をつけることで、改善効果が期待できます。

インソールと合わせて利用することをおすすめします。

O脚に関するよくある質問と回答

O脚に関するよくある質問とその回答を紹介します。

O脚は自然に治る?

O脚は、自然に治ることは稀です。

O脚は、成長過程や筋力のバランスの悪さ、姿勢の悪さなどが原因となって発生します。そのため、放っておいても自然に治ることはほとんどありません。特に成人してからのO脚は、自然に戻ることは難しいとされています。

O脚の男性の割合は?

一部の研究によると、日本人のO脚の割合は成人男性の約2割、成人女性の約4割と言われています。

治らないO脚の見分け方は?

成長期を過ぎた後に矯正が難しい骨の構造の変化が生じていたり、慢性的な膝や腰の痛みが続いているケースは治りづらい傾向があります。

O脚は成長期に発症しやすく、その時期に適切な対策を行うことで改善が期待できます。一方、成長期を過ぎた大人の場合、骨の構造が固定されているため矯正が難しくなります。

ただし実際には適切な治療や矯正方法を取り入れることで、ある程度の改善が期待できますので、通院も含め、早めの対策をおすすめします。

まとめ:スポーツにおけるO脚のデメリットは改善可能

まとめ:スポーツにおけるO脚のデメリットは改善可能

本記事では、スポーツを行う際のO脚のデメリットと改善策について解説しました。

O脚にはいくつかデメリットがあるため、早めの対策が重要です。

これからも健康的なスポーツライフを送るために、適切なケアと予防を心がけましょう。

参考:AIがスポーツの審判をするデメリットとは?【問題点を解説】

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この記事を書いた人

チェスコのアバター チェスコ デメリット調査員

コンサルタントとして働く副業ブロガー。
世の中のデメリットを徹底調査し、真に価値のある商品やサービスに出逢っていただけるよう、日々有益な情報を発信しています。

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