「仕事後に筋トレの時間が取れない」、「朝から筋トレしても大丈夫?」
毎日仕事が忙しい人は、朝活として筋トレを習慣にするのがおすすめです。
一方で、体がまだ目覚めていない朝早い時間帯の筋トレには注意点もあります。
本記事では、朝に筋トレを行うメリットとデメリットについて解説します。
朝に筋トレを行う4つのメリット
朝に筋トレを行うのには、以下4つのメリットがあります。
- 集中力が高まる
- ストレス解消
- 健康維持
- 睡眠の質が上がる
集中力が高まる
運動をすると、ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニンなどの快感ホルモンが分泌され、一日を通して集中力が高まります。
朝の明るいうちから運動し、上記ホルモンを分泌させることで活気が出ます。
その結果、仕事や授業にもより集中できるようになるのです。
また定期的に運動することで、記憶力に良い影響を与えるという研究結果もあります。
ストレス解消
体を動かすとエンドルフィンという物質が分泌され、ストレスホルモンのレベルを下げることができます。
筋トレを通じて、日々の生活で溜まったストレスを解消することができるのです。
朝の時間帯に筋トレ、もしくはランニングやヨガのレッスンなどを受けることで、日中のストレスのかかる仕事にも熱意をもって取り組めるようになります。
健康維持
朝の時間帯に体を動かすことで、1日を通して規則正しい生活を送れるようになります。
その結果、体調と精神が安定し、職場や家族との人間関係が良好になるなど、日常生活において様々なポジティブな効果が得られます。
このように筋トレを習慣にすることで、長期的にも健康的な生活を送れるようになります。
睡眠の質が上がる
毎朝決まった時間に筋トレを行うことで体のコンディションが整い、深い眠りにつけるようになります。
また毎朝同じ時間に起きるようになることで、睡眠サイクルが安定し、寝つきやすくなるとも言われています。
朝に筋トレを行う4つのデメリット
朝に筋トレを行うのには、以下4つのデメリットがあります。
- ケガのリスクが高い
- 空腹によるエネルギー不足
- 睡眠不足になる
- 継続が難しい
ケガのリスクが高い
朝の時間帯、筋肉が十分に温まる前に運動をすると、ケガをしてしまうリスクがあります。
特に休憩をあまり取らずに激しい筋トレをしたり、誤ったフォームで行なってしまうと、ケガをする可能性が高まります。
そのため、ウォーミングアップとして心拍数を上げるエクササイズやストレッチを欠かさずに行うようにしましょう。
空腹によるエネルギー不足
朝起きてすぐの空腹状態で筋トレを行うと、トレーニングの成果が十分に得られません。
理想的には、筋トレの4~6時間前に食事をして、体内にグリコーゲンが蓄えておきましょう。
そうすることで、筋トレ中にエネルギー不足になるのを避けられます。
また朝に筋トレを行う場合は、起床後1時間は体を目覚めさせる時間として確保し、運動前に軽い食事やおやつを取るようにしましょう。
睡眠不足になる
夜遅くまで働いていたり、遊んだりしている人が朝から筋トレを行った結果、睡眠不足になるケースがあります。
睡眠不足の状態で筋トレを行うと疲労が溜まり、日中の集中力を維持するのが難しくなります。
そのため、最低でも7時間程度は睡眠時間を確保するよう心がけましょう。
継続が難しい
朝から筋トレを行うには、早起きするなど、規則正しい生活習慣が求められます。
不慣れな人にとって規則正しい生活は辛く、それに打ち勝つだけのモチベーションを維持するのは難しいものです。
対策としては、日々の筋トレメニューや負荷の大きさを変えるなど、ちょっとした変化を加えるのが良いとされています。
また起きたらすぐにコーヒーを1杯飲んでからジムに通うなど、他の生活習慣とセットで体に覚えさせることも有効です。
朝の筋トレに向いている人
以下に当てはまる人は、朝に筋トレを行うのに向いていると言えます。
- 夜に筋トレの時間を確保できない人
- 計画性のある人
- 毎日決まった時間に就寝する人
朝に筋トレを行う上で最も重要なことは、継続することです。
初めはやる気があっても、結局続かなくなってしまう人が大半。
なので、「毎日何時に就寝し、何時に起きて、何時間筋トレをする」といった計画性を持って取り組める人が向いています。
「自分には難しいな…」と感じた人は、無理せずに夜仕事が終わってから筋トレすることも検討しましょう。
朝の筋トレ前の最適な食べ物
朝筋トレを行う前に十分な栄養を補給をしておくことが重要です。
具体的には、炭水化物とタンパク質、電解質(イオン)などを摂取するよう心がけましょう。
筋トレ前に食べるとよい食材の例は以下です。
- オートミール
- トースト
- オムレツ、ゆで卵
- ナッツ
- ヨーグルト
- フルーツスムージー
特にオートミールは複合炭水化物の宝庫で、運動中のエネルギーの持続に役立ちます。
ヨーグルトはタンパク質とカルシウムを含んでおり、運動後の筋肉の回復に役立ちます。
またフルーツスムージーは、バナナやベリーなどの果物の複合炭水化物を含んでおり、胃を荒らさずにエネルギーを供給することができます。
オムレツやゆで卵は、激しい運動後の筋肉に必要なタンパク質とビタミンB12を摂取することができます。
運動前でも後でもいいので、自分の体型や筋トレの強度に合った食事を選ぶことが、筋トレのパフォーマンスを最大限高めることにつながります。
参考:高齢者によるプロテイン摂取の3つのデメリット【注意点あり】
朝の筋トレに関するよくある質問
朝の筋トレに関するよくある質問にお答えします。
朝に筋トレの時間を確保するにはどうすればいい?
毎日忙しく働いている人は、十分な時間を確保することが難しいかもしれません。
そのような人は、1日の中で少しだけでも体を動かす機会を作ることで、体重の増加や筋肉の減少を防ぎ、体を活性化させましょう。
具体的には、通勤・通学時にジョギングをしたり、あえて1駅遠い駅で降りて目的地まで歩くなど、簡単な運動を心がけましょう。
毎日どのくらい睡眠をとればいい?
必要な睡眠時間は人それぞれ異なります。
ただ一般的に、運動のパフォーマンスを高めるには、毎晩7〜9時間の睡眠を取ることが推奨されています。
筋トレ時はどのような服を着ればいい?
自分の体型に合った服で快適に運動できればOKです。
例えば冬の朝一番にジョギングをする場合は、ウィンドブレーカーやタイツを履くなど、体が冷えないよう気をつけましょう。
まとめ:朝の筋トレはデメリットもあるがおすすめ
本記事では、朝に筋トレを行うメリットやデメリット、向いている人などについて解説しました。
始めたばかりの人はなかなかツライかもしれませんが、一度習慣付いてしまえば苦ではなくなります。
健康的な毎日を過ごすためにもぜひチャレンジしてみてください!
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